『資本主義ってそもそもどんなものなの?』
『ルールってあるの?』
『ルールを知らないで生きてるってやばくない?』
分かります、その素朴な疑問、焦り。
こんにちは、【お金を稼ぐ人】です。
学生の頃一番長い時間をかけて取り組んでいた
スポーツはサッカーでした。
サッカーはルールが明確にあります。
ルールを明確に把握するために、
審判の資格も小学生のうちに取っていました。
ルールを知るにはその審判を下す
ルールブックを頭に入れるのが早いです。
もちろん、試しにやりながら
ルールを知っていくことも大事なんですけど。
人間同士が関わる物事には
決まりごととなるルールが明確に決まっています。
そのルールをある程度把握した上で、
その中で挑戦を始めることが
大きなのリスク対策になります。
この文章ではトマ・ピケティーさんの『21世紀の資本』を材料にして、
資本主義のルールを把握しようと思います。
ですので、本の前半部分だけですね。
後半の格差をなくすにはどうしたらいいかの部分については論じません。
資本主義のルールを把握するだけです。
トマ・ピケティーさんが講演をすると
ロックスターのように世界中からファンが飛行機を使って集まります。
それは、彼が中学生でも分かる数式を使って資本主義のルールを
語っているからでしょう。
それは、
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もう、これはノーベル賞級の成果ですよね。
これ以上簡単な数式はありません。興奮しますよね。
ピケティーさんも自分でこの数式を発見した時には
さぞ発狂したことでしょう。
『r(資本収益率)はg(経済成長率)よりも大きい』
という意味です。
資本収益率とは資本家が不労所得などで投資したお金の収益率で、
経済成長率とは労働者が労働をして得た対価の増加率です。
古代から現在までの資本収益率と経済成長率のデータを
把握したら、一つの期間を除いてずっと
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が成り立っていたんですよ。
ここで、ルールから逸脱する期間があることが
気になった方もいると思います。
私も気になります。
まあ、私は直接的な恩恵は受けていないのですが、
現在この文章を読んでいる方の中にも
いやいや給料がどんどん上がる時代があったよ。
ということを思いついている方もいると思います。
そうなんです。
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ではなくて、
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が世界中で成り立ったある期間があるんです。
いつの時期かと言うとそれは日本で言えば、高度経済成長期です。
長い歴史でたった一度だけですよ。
高度経済成長は稀有な時期なんですよ。
あの頃はよかったなーなんて
ノスタルジーに浸っている場合ではありません。
あの時代は資本主義で言えば、
ルール外の特殊な時代だったわけです。
サッカーで手を使ってシュートを決めるような時期です。
そんな時代にノスタルジーを感じたままだと
資本主義からレッドカードを出され、退場することになります。
その特殊な時代の幻想にとらわれて、
日本は30年以上経済成長率が低いままの現在に至るわけです。
それよりも、
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という資本主義のゲームのルールを知ろうぜってな感じです。
ルールを分かりやすく言えば、
【資本主義のルール】
投資家が投下した資本の増え方は
労働者の給料の増え方より大きいということです。
そもそも、高度経済成長が起こったきっかけは
1910年から1945年の第一次世界大戦と第二次世界大戦の時期です。
世界大戦と言われるくらいなので、
資本家がせっせと設備投資した建物や機械などが
戦争によってぶっ壊されたわけですね。
そうしたら、資本収益率が一気に低下しますよね。
今みたいにネットがあるわけではないので、
実体経済のみですので、
大きな事業をおこなうには大きな設備投資が必要な時代だったんですよね。
それが世界中でぶっ壊されたので、
資本収益率が一気に低下したんです。
そしてその後、インフラや設備等を立て直すための時期が
高度経済成長期なんですよ。
その時代は壊された設備自体を元通りそして以上にするために
労働が必要とされ、必要とされれば
資本主義の市場の原理で値段が上がるわけです。
毎年のように給料が上がる、銀行の金利も上がるっていう
そういう非常に特殊な時代だったんです。
ですので、資本主義のルールでは
長期的に見れば、労働よりも投資の方が収益が大きくなるんです。
いやーこういう歴史把握は面白いと
初めて思いました。
根拠のあるデータの上の歴史把握いいですね。
まとめた人の主観はありまくりの歴史把握は
書いた人を理解するにはいいと思いますが、
それ以外の意味を見出せないので、
どうも昔から好きになれません。
ということで、
長い目で見て、投資や起業の方が収益率高いよという
資本主義のルールが把握できました。
あなたは資本主義のルールを把握していますか。
以上、【お金を稼ぐ人】でした。
自分が40年以上、一番時間をかけてきたのは、 より幸福感の高まる、良習慣の獲得です。 「自己改善に悩む、すべての人を救いたい!」 という情熱を持って、文章を書いています。 特に過去の私のように、より幸せになる自己改善したい! という人に向けて、その人がやってみよう!と行動にうつす 熱量のある執筆を、心がけています。
2020年5月26日火曜日
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