2020年7月7日火曜日

【お金を稼ぐ】「生物はダイナミックに内部物質が流れかつ平衡が保たれているものである」という考え方はビジネスにも応用できるか。

「生物と無生物の違いってなんだろうな。」
「生物って機械じゃなくて、内部物質が流れているものらしいよ。」
「法人っていうくらいだから、ビジネスにもこの概念が応用できるんじゃね。」

分かります、その思い、仮説。
こんにちは、【お金を稼ぐ人】です。

私が大いに尊敬する生物学者の1人に
ドイツ出身ユダヤ人のルドルフ・シェ-ンハイマ-さんがいます。

今から90年ほど前に
「生物とはダイナミックに内部物質が流れかつ平衡が保たれているものである。」
という概念を実験から実証した人です。

私たちは毎日食べ物を食べていますよね。
その食べ物の歯で噛み砕かれた粒粒が
体の中でその後どうなっているか気になりませんか。

このことを人類史上最初に気になって、
物理学で発見されたアイソトープを利用して
食べ物の追跡をしたのが、
ルドルフ・シェーンハイマーさんなんです。

アイソトープは詳しくは話しませんが、
食べ物の原子単位で消えないマーカーがされていると考えてください。
マーカーで印がされていても、
食べた生物に害はないし、
食べた生物に分かりません。
実験を行っている人だけが後でどうなっているが調べることができます。

なんとなく考えると、ウンチやおしっこ、汗や呼吸等で
食べた食べ物のかなりの割合がエネルギーとして消費され、
すぐに体の外に出て行くと思った方が多いと思います。

しかし、マウスの実験を行ったところ
普通で考えた時とは違った驚きの結果が出たのです。
半分以上の食べ物の粒粒が体のあらゆる部位に
吸収されて全身に広がったのです。

もちろん、ルドルフさんは
科学者なので、綿密に定量的に
実験対象のマウス体重の増減や
食べ物の量、排出物の量を調べました。
そうしたら、実験中にマウスの体重の増減は見られなかったんです。

つまり、ここにはもう一つの真実が隠れています。
食べ物の粒粒が全身に広がって吸収されたのに、
体重の増減がなかったとすれば、
元々合った細胞の成分が排出されたことになります。
つめが伸びたり、皮膚の垢なり、髪の毛が伸びたり
新陳代謝として日々感じているものです。
骨もずっと成分が変わっていないわけでなく、
日々入れ替わっています。
体のありとあらゆる部分でいわゆる古くなった粒粒が
食べ物の新しい粒粒に入れ替わっているわけです。

この結果を受けて、
ルドルフ・シェーンハイマーさんは
「生物はダイナミックな動的平衡を保っているものである」と発言したのです。

私はこの考え方が大好きです。
高校の生物の資料集で初めて勉強した時に
ほーーーっと感動したのを覚えています。

時を経て、この生物はダイナミックな動的平衡を保っているものである
という考え方をそのままビジネスを行う
法人にもいえることなのではないかと仮説を立てています。

法人が生物なら社員は細胞で、
食べ物の粒粒は成長するための栄養源です。
細胞である社員自身が新陳代謝を意識している
生物である法人は与えられた環境に最適な行動ができます。
会社の新陳代謝を図らないとなんて言葉も良く使われますよね。

固定化した意識をもつ会社はこの変動の激しい時代には
生き残れないでしょう。

常に新しい人材を確保し、流動性のある会社で
内部にいる社員も固定化された古い考えを捨て、
地道な成長や変化を求めるマインドを持っている
法人が生き残っていくのではと仮説を立てています。
どういう立場であれ、ビジネスを携わる時には
自分自身の体がそうであるように、
常に内部が入れ替わる成長性のある組織の一員である努力をしていきます。

あなたは、地道な成長が期待されている組織に属していますか。
以上、【お金を稼ぐ人】でした。

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